帰り道

夜 仕事帰り 君が待つ駅のホームへ時計とにらめっこ

僕が急いだって電車は定刻で進む 目的地まであと5分


何話そうかな今日の出来事 上司に怒られて残業ばっかで

そんな話なんて聞きたくないよね 窓の外はいつもの街並み


少し疲れた顔 鏡の向こう側 頬をたたいて笑顔作る


おかえり」

僕の視界に入るより先に 君の澄んだ声

流れに逆らい駆け寄ってきた 君と手をつなぐ on our way home


夜 ご飯作り 君を迎えに 駅のホームへ 

サンダルつっかけて 街灯が照らす 一本道 ドキドキしながら歩いてく


何話そうかな 今日の出来事 散歩に行って ケーキ屋さんみつけた

オチのない話なんて 聞きたくないよね あーもう!話すことまとまらない


改札の前に立ち時計と電光掲示板 見比べ聞こえる電車の音


「ただいま」

人ごみあふれる中で真っ先に 見つけ声をかける

人波かきわけ早く君の そばに行って手をつなぎたい