緑風

出会いがあれば別れがある そんなことあたりまえだけど

君と出会ってしまった それはつまり いつか別れが来るってことなの?


進むべき道に迷うときは そっと君の手を引いて

泣きたいときは泣けるように そっと笑って君を抱き寄せる


初夏の風の匂いの中で 君に伝える言葉は何か

たまった雫流れ落ちてゆく ただそれを感じるだけの僕


君がいつもそばにいるから 僕は君のことしか見えなくて

君が見つめるその先に 僕がいないことにも気づかない


僕等って恋人同士なの? なんて強気に聞けないから

僕等って最高の友達だよな! なんて言ったら君は少し驚いて

戸惑いながら笑ってた


ずっと君を見てきたんだ でもただそれだけだったんだろう

僕の心は風に吹かれて どこか遠く 知らないとこへ


僕の胸の中でつぶやく 君の声は聞こえないけれど

ありがとうその一言だけは 僕の中にちゃんと響いてた


初夏の風の匂いの中で 君に伝える言葉は何か

たまった雫流れ落ちてゆく ただそれを感じるだけの僕