雨上がり

君にもらった傘を差し 夏とは思えない涼しさの中

水たまりをよけながら 退屈な時間が過ぎる

何しよう?どこいこう? 降りしきる雨はいつだって

笑いながら僕の ゆく道を阻む


昼時の住宅街は おいしい匂いで満ちあふれてる

何にもできないけど 台所にでも立ってみようかな


何気ない一日のただのお昼過ぎ 特別なんだってわけじゃないけど

君に何か食べたいなんていわれた時のために スパゲッティ作ろう


怖い話でもしない? わりと真面目な顔で問いかける

引きつった笑顔で君は 首を横に振るだけ


夕暮れの住宅街は ひっそりと静まり返る

切れかかった街灯の明かりが 揺れるカーテンの奥で・・・


何気ない一日のただのお昼過ぎ 特別なんだってわけじゃないけど

君に何か食べたいなんていわれた時のために スパゲッティ作ろう